地方の問題から日本の未来がみえるのか?
先日池上さんの番組で大阪のある地域で不発弾処理にかかる費用が500万円ぐらいかかり、しかもその費用は土地の所有者が支払わなければならないという問題を取り上げていた。
戦時中は主要都市が集中して空襲にあっていたため不発弾が相当な数眠っているらしい。そのため大阪の自治体ではすべての処理費用を賄うことができずどうしても土地所有者にその負担がかかるようだ。
過去の戦争による負の遺産なんだから国が責任を持てばいいじゃないかと思われるが、日本全体でも推定1万発の不発弾があるそうで、当然そのすべての費用は賄えないので地方自治体に任せているらしい。
確かに1万発×500万円とするとざっと500億円の計算
確かにじゃあ国が責任もって処理しますとは簡単に言えないね。
数年前から隣国が島を巡って領有権を主張してきているが、ずっと前からロシアと北方領土問題があります。
私は何の因果か中学生のころ北方領土に関する条約が地元で締結されたという理由で、北方領土返還を求める抗議行動?なのかマラソン大会をさせられたことがある。
日本が戦争に負けた混乱に乗じてロシアが領有権を主張してるんだろうが、こちらとしてはいい迷惑だ。走ったぐらいで返してもらえるわけないなんて子供でもわかるわ!
こういった戦争の負の遺産がいまだに解決されないのはなぜだろうといつも思う。すでに戦後70年がたち激動の時代だったかもしれない、でもその中で民間も政府も最善を尽くしているのか疑問に思う。
番組の中で池上さんがこう言っていた
「最近は若い人が選挙に行かないから、政治家は年寄り向けの政策しか打ち出してこなかった。」
いや池上さん、今現在の20代30代の人口と40代以降の人口と比べてみなよ。
投票率100%になっても若者が不利な状況に変わりないんだよ。最近になってやっと地方の人口と都市部の人口の差による一票の格差がニュースに出るようになったけど、それ以前に問題なのが世代間の人口比率による一票の格差なんだよ。
ただ、今は少子化だからと片付けられる話ではない。私が生まれた1981年ごろから少子化は問題にあがっていたはずだ。
それから35年、一体何をやっていたんだ日本の大人たちは?